1. 一番小さい面積だからこそ、強い色で遊べる
玄関は家の中でいちばん面積が小さい場所のひとつです。だからこそ、リビングでは躊躇するような強い色を置いても、空間全体が破綻しません。実際に赤富士柄のマットを敷いてみると、そこだけがくっきりと主役になり、玄関を通るたびに気分が上がる場所に変わりました。
広い面積では引き算、小さい面積では足し算。この使い分けができると、部屋全体の色数を増やさずに、遊びの効いた一角を作ることができます。
玄関やデスクまわりなど、視界に入る時間は短いけれど毎日必ず通る場所は、強い色を試す実験場としてちょうどいい広さです。
2. 毎日座るものは、値段より先に素材を見る
椅子は一日の中で最も長く体を預ける家具のひとつです。オーク無垢材のダイニングチェアに変えてから気づいたのは、価格やデザインの前に、まず座ったときの木の質感と重みが判断基準になっていたということでした。
使う頻度が高いものほど、価格よりも素材や作りの良さを優先する。逆に、たまにしか使わないものは価格を優先しても大きな差は出ません。何にお金をかけるかは、使う頻度から逆算すると迷いにくくなります。
ちなみに、ふるさと納税の返礼品として選べる家具も増えています。同じ予算でも受け取り方を変えるだけで、無理なく良いものに手が届くことがあります。
3. 迷ったら、白でも黒でもなく生成りを選ぶ
バッグや小物を選ぶとき、白は汚れが気になり、黒は他の黒いアイテムと被りやすい。生成りのキャンバス地は、その中間にあってどちらの悩みも軽減してくれる色です。
実際に生成りのトートバッグを毎日使うようになって感じたのは、服を選ばない色は、結果的に一番よく使う色になるということでした。派手さはない代わりに、どんな格好にも自然に馴染みます。
迷ったときの3つの視点
- その場所は、強い色を1点だけ乗せられるくらい小さいか
- 毎日触れるものなら、値段より先に素材を見ているか
- 色に迷ったら、白でも黒でもなく生成りを試してみる
良いモノは、値段でも知名度でもなく、暮らしのどこに置くかを先に決めてから選ぶと、失敗が少なくなる気がしています。